WordPressアップデートを放置するリスクとは?企業サイトで注意すべきポイント

WordPressのアップデートを放置すると危険?起こり得るリスクと対策を解説

WordPressは世界中で利用されているCMS(ホームページ管理システム)ですが、「更新のお知らせは出ているけれど、そのまま放置している」という企業も少なくありません。

「今まで問題なく動いているから大丈夫」「更新するとホームページが壊れそうで怖い」と感じ、アップデートを後回しにしてしまうケースもよくあります。

しかし、アップデートを長期間放置すると、セキュリティ事故やホームページの不具合につながる可能性があります。

この記事では、WordPressのアップデートが必要な理由や、放置するリスク、安全に更新する方法について分かりやすく解説します。


目次

WordPressアップデートとは?

WordPressのアップデートとは、本体・テーマ・プラグインを最新の状態へ更新することを指します。

アップデートには新しい機能を追加するだけでなく、見つかった不具合の修正やセキュリティ対策も含まれています。

更新対象は大きく3つあります。

  • WordPress本体
  • テーマ(デザイン)
  • プラグイン(機能追加)

この3つは相互に関係しているため、一部だけを更新しても、逆に古いバージョンとの組み合わせによって不具合が発生することがあります。

そのため、単純に「更新ボタンを押せば終わり」というものではなく、ホームページ全体の互換性を確認しながら作業を進めることが大切です。

アップデートを放置すると起こるリスク

WordPressのアップデートを放置すると、さまざまなリスクが高まります。

セキュリティの脆弱性が残る

最も大きなリスクは、セキュリティ上の脆弱性が修正されないことです。

WordPressは世界中で利用されているため、脆弱性が発見されると、その情報を悪用した攻撃が行われることがあります。

アップデートには脆弱性を修正するプログラムが含まれているため、更新を行わない状態では攻撃対象になりやすくなります。

プラグインとの互換性が失われる

WordPress本体だけでなく、プラグインも継続的に更新されています。

長期間アップデートしないまま放置すると、新しいプラグインとの互換性が失われ、突然機能しなくなることがあります。

ホームページが正常に表示されなくなる

PHPなどサーバー環境が更新された際、古いWordPressでは対応できず、画面が真っ白になったり、レイアウトが崩れたりするケースがあります。

ホームページが表示されない状態になると、企業の信頼にも影響を与える可能性があります。

復旧費用が高額になる場合もある

数年間アップデートを行っていないサイトでは、一度にまとめて更新できないケースもあります。

その場合は段階的な更新やサイト改修が必要となり、通常の保守よりも多くの時間や費用がかかることがあります。

実際によくあるトラブル事例

ここでは、WordPressのアップデートを長期間放置したことで実際によく発生するトラブルをご紹介します。

事例1:お問い合わせフォームが送信できなくなった

ある企業では、数年間プラグインの更新を行っていませんでした。サーバーのPHPバージョンが変更されたタイミングで、お問い合わせフォームが正常に動作しなくなり、お客様からの問い合わせを受け取れない状態になっていました。

フォームは一見すると表示されているため、不具合に気付きにくいケースも少なくありません。気付いた頃には、機会損失が発生している可能性があります。

事例2:ホームページが改ざんされた

古いWordPressやプラグインの脆弱性を悪用され、不正なファイルが設置されたり、別のサイトへ誘導するコードが埋め込まれたりするケースがあります。

企業のホームページが改ざんされると、閲覧者に不信感を与えるだけでなく、検索エンジンから警告が表示される可能性もあります。

事例3:更新しようとしても更新できない

数年間アップデートを行っていない場合、一度に最新版へ更新すると互換性の問題が発生することがあります。

このような場合は、バックアップを取得したうえで段階的に更新するなど、慎重な作業が必要になります。

安全にアップデートする方法

アップデートは重要ですが、何も準備をせずに実施することはおすすめできません。安全に更新するためには、以下の流れで進めることが大切です。

① 必ずバックアップを取得する

万が一更新後に不具合が発生した場合でも、バックアップがあれば以前の状態へ戻すことができます。

バックアップは「保険」のようなものです。更新前には必ず取得しておきましょう。

② 更新内容を確認する

WordPress本体だけでなく、テーマやプラグインにも更新内容があります。

セキュリティ修正なのか、新機能の追加なのかを確認してから更新すると安心です。

③ 更新後は動作確認を行う

更新後には次のような項目を確認しましょう。

  • トップページが正常に表示されるか
  • お問い合わせフォームは送信できるか
  • 画像やレイアウトは崩れていないか
  • 管理画面へログインできるか
  • スマートフォンでも問題なく表示されるか

「更新したら終わり」ではなく、「更新後の確認」まで行うことが重要です。

④ 定期的に更新する

数年分をまとめて更新するよりも、定期的にアップデートした方がリスクを抑えられます。

更新頻度はサイトの運用状況によって異なりますが、月に1回程度は更新情報を確認することをおすすめします。

保守会社へ依頼するメリット・デメリット

WordPressのアップデートは自社でも対応できますが、保守会社へ依頼するという選択肢もあります。

メリット

  • バックアップを取得したうえで安全に更新できる
  • 更新後の動作確認まで任せられる
  • 万が一の不具合にも迅速に対応してもらえる
  • セキュリティ情報を継続的に把握できる
  • 担当者の負担を軽減できる

デメリット

  • 保守費用が発生する
  • 対応内容は会社によって異なるため、契約前の確認が必要

保守会社を選ぶ際は、単にアップデートを代行するだけではなく、サイト全体の運用や改善について相談できる会社を選ぶと、長期的なメリットにつながります。

まとめ

WordPressのアップデートを放置すると、セキュリティリスクやシステムの不具合、表示崩れなど、さまざまな問題につながる可能性があります。

一方で、更新作業には互換性の確認やバックアップの取得など、慎重な対応が求められるため、「更新ボタンを押すだけ」の作業ではありません。

ホームページを企業の大切な資産として長く活用するためには、定期的なアップデートと適切な保守運用が重要です。

当社では、ホームページ制作だけでなく、公開後の保守・運用まで含めた伴走型のサポートをご提供しています。

単にWordPressを更新するだけではなく、「ホームページをどのように活用していくか」という視点から課題整理や改善提案までお手伝いしています。

また、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の運用を通じて培ったセキュリティの考え方を活かし、安心して運用できるWeb環境づくりにも取り組んでいます。

「更新しても大丈夫か不安」「何年もアップデートしていない」「保守を任せられる会社を探している」という方は、お気軽にご相談ください。

お客様のホームページの状況を確認し、現在の課題や運用状況に合わせた最適な保守・運用方法をご提案いたします。

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